Google カリフォルニア州マウンテンビューで無線インターネット接続を無料で提供

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CNET Japan「グーグル、マウンテンビュー市の無料Wi-Fiサービスについて詳細を明らかに」より

GoogleのWi-Fiプロダクトマネージャーは米国時間6月21日、同社がカリフォルニア州マウンテンビューで提供予定の無料ワイヤレスインターネットサービスでは、維持を目的にした広告を導入することや、同サービス利益化のための計画を秘密裏に進めたりすることはないと述べた。

カリフォルニア州マウンテンビューは、Googleの本社がある地域ですね。シリコンバレーの中心街です。

このGoogleによる無料の無線LANは「維持を目的にした広告を導入することや、同サービス利益化のための計画を秘密裏に進めたりすることはない」ということですが、秘密裏ではなく、表だって始めるという解釈はできますね。

というか、そうするでしょう。このサービスを運営するにあたってのコストはGoogle負担ということなので、なんらかのキャッシュポイントがないと、お金が流れ出るだけですからね。

でも、このサービスは魅力的なサービスですね。マウンテンビュー市民は無料でインターネットが使える訳ですから。

Alder氏は、同サービスの利用にはGoogleアカウントが必要となるだけと述べ、プライバシーに関する懸念については否定した。「われわれはどういったユーザーが利用しているかを知ることはないし、名前や住所を求めたりしない」(Alder氏)

広告を出す広告主にとって、広告を一番出したいメディアは、【自社の商品を購入する確立が高い人にだけ見てもらえる広告】です。

つまり、セグメント化されている広告ですね。

よく、読者数が多いメルマガで広告を募集していますが、そういったメルマガは読者数が多ければ多いほど、広告単価が高くなります。

でも、どういった人がそのメルマガを読んでいるかは、広告主はもちろん、メルマガ発行者も分かっていません。

つまり、セグメント化されていないメディアですね。

でも、Gyaoのようなサイトは、視聴するにはある程度の個人情報が求められます。男女、年齢、郵便番号、年齢層、職場での地位などです。

これだけの情報で、セグメントした広告を配信することができるようになります。郵便番号でおおまかな住んでいる場所がわかるので、例えば、東京都渋谷区に住んでいる30代の総合職の男性といった具合です。

話を、Googleに戻すと、Gyaoと同じような広告展開がGoogleが無料の無線LANを提供することによって可能になるのかなぁと思います。

Googleは約350個ものノードを市の街灯に設置することで、12平方マイル(約31平方キロメートル)の地域をカバーすることができ、約7万人が利用可能だという。

現状では、無線LANは電波の届く範囲がそれほど広くないようなので、どのノードからアクセスしたかが分かれば、アクセスしたユーザーのおおまかな場所が分かります。

よく、アメリカやオーストラリアでは、路上に停車してある車に「For Sale」という張り紙を貼って買ってくれる人を探していますが、これはその車を見かけた人にしか情報が伝わりません。

しかし、Googleが提供する無料の無線LANからアクセスした人の場所が分かれば、自分の近くに住んでいる人にだけGoogle AdWordsを使って「For Sale」の情報を流すことが可能になることが予想されます。

しかも、Google AdWordsは新聞の折り込みチラシに比べて圧倒的に低価格で広告が出せますしね。

つまり、地域密着型の広告展開が格安でできますね。

このへんの話はこの本を読むと、よく分かると思いますよ。読み物としても非常に面白い本ですし、760円と安いですからね。

グーグル—Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501) グーグル—Google 既存のビジネスを破壊する
佐々木 俊尚

Googleは今後、マウンテンビューだけでなく、サンフランシスコでも同じサービスを提供するようですね。

この無料の無線LANサービスが上手くいったら、アメリカ全土にサービスを提供することでしょう。

そうなると、ネットを使うユーザーにはありがたいですが、ネットを提供する側、電話会社やケーブル会社などはどうなってしまうんでしょう。

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