2006年08月02日
亀田興毅 vs ファン・ランダエタ 僅差の判定で亀田がWBA世界ライトフライ新王者に!
僅差の判定で亀田興毅がファン・ランダエタを下し、WBA世界ライトフライの新王者になりました。
僕は12Rが終わった時点で、亀田興毅が負けたと思いました。
理由は、
(1)試合全体を通して、ファン・ランダエタの手数が亀田興毅の倍はあった印象を受けたから。
(2)1Rと4Rと11Rは完全にファン・ランダエタのラウンドのように見えたから。
(3)ファン・ランダエタは判定勝ちも視野に入れて、どのラウンドもラスト10秒にパンチを増やして印象良くラウンドを終了するアピールが上手かったから。
しかし、ジャッジの3人の判定結果は下記の通りです。
115−112(ランダエタ)、113−115(亀田)、113−114(亀田)
やはり、世界一をかけて戦う相手は強いですね。ファン・ランダエタは強かったです。
今日の亀田興毅は、試合全体を通してパンチのスピードが遅いというかパンチ力がない印象を僕は受けました。ステップワークも重かったです。。
1Rのファン・ランダエタの右フックによるダウンの影響か、それとも、1階級下げたことによるパワーの減少のせいでしょうか。
それでも、亀田興毅の【勝ち】に対する執念はすごいですね。
11Rのクリンチを見た時は、正直、驚きました。と同時に、「なんとしても、どんな形でもいいから勝ちたい」という気持ちが伝わってきましたね。
亀田興毅のような豪快なKO勝ちと、豪快はキャラクターのボクサーにとって、ああいった形でクリンチを多用するということは、「プライドを捨ててでも勝つ」ということだと思います。
解説の鬼塚勝也も言っていましたが、19歳の若さで、日本中の期待を背負い、父親のため、弟たちのため、そして自分のために初の世界王者決定戦を戦うということのプレッシャーは観客である僕らには理解のできないレベルだったと思います。
それも、いきなり1Rでダウンととられて、出鼻をくじかれましたからね。
今まで、これほどパンチを打たれた亀田興毅は見たことがなかったですが、両足が揃ってしまって打たれている場面が辰吉丈一郎が打たれている場面となぜか重なってしまいました。。
見てて辛かったですね。。
おそらく、今回の試合には、勝った亀田興毅もファン・ランダエタも納得のできない試合だったでしょう。
そして、今回の試合で亀田興毅は勝利したこと以上に学んだことも多いと思います。
僕は亀田興毅はかなりクレバーなボクサーだと思っているので、次回の防衛戦までに、どれだけ進化して強くなっているかが楽しみですね。
たぶん、亀田興毅が一番強くなる時は、【敗北】を知った時だと思いますが。
それにしても、試合後の「オヤジのボクシングを世界に通用すると証明できて良かった」という亀田興毅のセリフがたまらなく感動してしまいました。
ずーと子供の頃から何年も「今にみてろよ」という気持ちが亀田親子にあったと思いますが、あきらめずに努力し続ける人間はやっぱり美しいですね!
