決戦翌日、亀田三兄弟の父 亀田史郎の手記

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nikkansports.comの「亀田興毅特集」の中で「父亀田史郎氏手記 カリスマ誕生」という記事が今日アップされていたのですが、とても興味深く読んでしまいました。

ふと考えると、自分の子供をプロボクサーにするとしたら、普通はボクシングジムに入会させますよね。

でも、父の亀田史郎氏は、プロのボクシング経験がないにも関わらず、自宅で自分が教えて世界一のプロボクサーにしようという発想と行動力がすごいです。

周囲の雑音もすごかったでしょう。

でも、父は息子を信じて、息子は父を信じて、ボクシングのためだけの生活をしてここまで来たということ自体がすごいことだと思います。

僕としては、尊敬してしまいますね。

心理学的な視点から見ても、人間は「人と違くありたい」と思うくせに、人と違うことを恐れる動物です。「所属の欲求」が働きますからね。

人と違くいることは、すごい勇気がいることなんです。批判的な声の方が多いですからね。


以下、「父亀田史郎氏手記 カリスマ誕生」の引用です。

泣いてもうたな…。興毅の気持ちがうれしかった。亀田家を背負って、ベルトを取りにいったんやからな。ごっついプレッシャーや。それに初めての階級で体重もきつかったんかもしれん。力出されへんかったしな。それでも、根性でもぎ取ってくれた。ボクシングの内容はあかんでもな、その気持ちが伝わってきたからうれしかったんや。

本当に、「親父のために世界王者になる」「二人の弟の前では負けられない」という気迫が伝わってきた試合だったと僕は思っています。

いきなりのダウンでオレ、頭真っ白になった。でも、逃げるわけにはいかんやん。倒しにいかなあかんやん。オレができるんは掛け声しかない。声を出しすぎて途中で頭の線が切れそうになった。足もフラフラになった。途中で嫌になったぐらい。でも逃げ出されへんやん。興毅が必死に頑張ってんねんから。家族みんなで必死に戦ったから、最後に神様がごほうびをくれたんやと思う。

こう見えてオレ、緊張しいやし、考えるタイプなんや。興毅が生まれるときもな、初めての子供やし、予定日が近づいてくると悪いことばかり考えた。

興毅がデビューした後も試合の前の日はいつも胃がパンクしそうになる。胃がキリキリ痛んでな、ウェッと吐いてまうんや。医者に行って検査したら「胃かいようの1歩手前です」と言われた。この世界戦も、めっちゃ緊張したよ。でも前の日の夜に興毅と話した。「家族でやってきたことを思い出して、勝つしかないやんか」って。それでオレも腹をくくった感じになった。

なんだか、引用しまくりですが、ここからが最高に素敵です!

興毅はまじめや。恥ずかしがり屋ねん。でも、オレの言うことだけは何でもやった。「親父、何したらええ」と今でも聞いてくるよ。それだけ頼られたら、オレも頑張らなあかんやん。3人に「頑張ってたら神様はちゃんとおるよ」といつも言うてる。天才なんかおらんよ。努力や。「イチローになれ」って言うだけじゃあかん。ずっと一緒におって努力を見守ってやらなあかん。ボクシングでメシ食えるかなんて分からんかったよ。でもオレは近所から「アホちゃうか」と嫌われても、3人を世界王者にすると信じてやってきた。

亀田家の場合、どうしても過剰なパフォーマンスに注目がいってしまいますが、見えてこない裏の努力にも注目したいですね。

今日の夜は、昨日録画したビデオでもう一度、亀田興毅の試合を見てみたいと思います。

父亀田史郎氏手記 カリスマ誕生

4420310146 闘育論—亀田流三兄弟の育て方
亀田 史郎
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