2006年08月05日
判定結果で亀田興毅を責めるのは間違い
なんだか、世間では、先日の亀田興毅 vs フアン・ランダエタの判定結果でいろいろと物議が交わされているみたいですが、僕としては、亀田興毅を非難するのはちょっと違うと思っています。
むしろ、小さな頃から周りの友達が当たり前のようにしていたことを我慢して、ボクシングのために自分の人生をささげて、やっと世界チャンピオンになったことに対して、「お疲れさま!おめでとう!」と言うべきだと思っています。
もちろん、KO勝ちしてくれればこんな物議は交わされずに、スカッと亀田興毅が世界チャンピオンだと認められるかもしれませんが、ボクシングはそんなに甘くないですよね。特に、上にいけばいくほど、KO勝ちは難しいです。
判定勝ちでも勝ちは勝ちです。でも、その判定結果に疑問があるなら、その判定結果をだしているジャッジやそれをとりまとめるボクシング協会に批判の目を向けるべきだと思います。
僕はボクシングは大好きなスポーツのひとつで、高校時代にはボクシングジムに通って練習していましたが、正直、ジャッジについては詳細な知識がありません。
そこで、いろいろ調べたところ、8/4の読売新聞に「ボクシング疑問判定」という記事がありました。
その記事は、僕が言いたいことを言ってくれていたので、今から簡単に引用します。(読売新聞のウェブサイトにはこの記事はなかったので、要約しながら引用します。)
1回にダウンをした亀田が勝利した原因の一つは、現在の採点方法にある。
「10点法」が国際的に広まりだしたのは、WBCが導入に踏み切った1968年から。
10-10が互角、10-9が優勢、10-8がダウン、10-7が2度のダウン。
「10-10は1試合に2ラウンド程度にとどめたい」とするWBC会長の発言などが影響し、近年の世界タイトルマッチはダウンがなければ、ほとんどのラウンドがとちらかの10-9と採点される。
強烈なダウンで奪った2ポイントの有利が、小差で2ラウンドを失っただけで消える弊害もある。
世界戦のために、各国から試合会場に集まるレフェリー(主審)やジャッジ(副審)は、全員がアマチュアで無報酬。ホテル代や交通費は興行主が負担。興行主との人間関係が深まりやすいという現状は、誤解を受けやすい。
興行主とジャッジの関係のチェックは、現状では認定機関の派遣する立会人任せだが、もっと強化されるべき。
有効打、手数、積極性など何を重視するのか、採点に明確な統一基準がないことも混乱を招く要因。
こうやって見ていくと、試合を戦っている選手というよりも、ボクシングの試合を取り囲む環境の整備の必要性を感じざるを得ません。
そして、最後にサッカーワールドカップの審判を比較対象にした部分を要約しながら引用します。
2002年の日韓ワールドカップで疑問のある判定が相次いだため、今年のドイツW杯では世界中から厳選した審判を集めて合同訓練を行い、判定基準を統一した。こうした改善例も参考にすべきだろう。
ボクシングのジャッジにも合同訓練をして、判定基準をしっかりと明確にする必要があると僕は思います。
ボクシングの判定結果の疑惑は、過去にもいくつもありますし、日本だけでなく世界でもあります。その割には、改善されていません。。
ジャッジや判定基準がしっかりと明確になっていないことが原因で、必死に戦っている選手が悪者になってしまうのはおかしいと思います。
なんで、世界チャンピオンになるために、すべてを捧げて努力してきた人が悪者になってしまうのか、僕には分かりません。。。
注目された亀田興毅の世界タイトルマッチが、単なる亀田批判で終わらないで、ジャッジや判定基準をはじめとしたボクシングの環境の整備を整えることにつながればと思います。
