2007年07月26日
2006年度、タイ人ボクサーは日本では9勝266敗5分け
J-CASTニュース『パンチ当たらず倒れるタイ選手 9勝266敗5分驚愕の裏事情』より
06年の日本国内でのタイ人選手のボクシングの戦績は9勝266敗5分けだったそうだ。07年も7月18日までで10勝105敗4分け。
タイといえば、ボクシング大国というイメージがありますが、日本に来日して試合をしているタイ人ボクサーは弱い人が多いようですね。
JBC(日本ボクシングコミッション)は、タイ人ボクサーの出場を制限すると発表しました。
でも、タイには偉大なチャンピオンもいました。
スーパーフライ級王座を19度防衛したカオサイ・ギャラクシー、フライ級王座を17度防衛したポンサックレック・グラティンデーンジム、そして、あの辰吉丈一郎に2度も勝って、バンタム級王座を14度防衛したウィラポン・ナコンルアンプロモーションなどです。
要は、ライトフライ級王座を13度防衛した具志堅用高のような偉大なボクサーが3人もいるボクシング大国ということです。
JBCはJ-CASTニュースの取材にこう打ち明ける。
「だいぶ前からタイ人選手は著しく無気力で、出ると負け、タイの選手じゃ結果が分かる、との批判が多かった。最近では、パンチが当たってないのに倒れる選手もいて、お客さんあってのプロですから、ボクシングファンにそっぽをむかれかねない状況になりました」
これが、「亀田興毅選手が本当に強いのか?」という議論が起こった原因の一つですね。
実際、亀田興毅選手は第1〜8戦まではタイ人ボクサーと試合をしています。
でも、ここで亀田興毅選手を責めるのはナンセンスだと僕は思っています。
選手は決められた試合で必死に闘っているだけです。試合相手を決めるのは、亀田興毅選手のお父さんを含め、ジムの関係者やその周辺の人たちですからね。
ボクシングは格闘技でありスポーツですが、やっている本人たち、特に選手の周辺の人たちにとってはビジネスです。
ビジネスなので、結果を出さないといけないというのは分かります。
孫子の兵法でいう「勝ち安きに勝つ」という戦略がとられていることも、なんとなく分かります。
ただ、あまりにも弱い相手ばかりを呼んできて、それで豪快なKO勝ちをしても、やはり視聴者はバカではないので、気づきますよね。
その結果、ボクシング離れが起きます。
ボクシングが好きな僕としては、あまりエンターテイメントに走って欲しくないなぁーと思います。
これは、選手に対してではなく、その周辺の人たちに対してですが。
それでは、どうしてタイ選手は負け続けるのか。ボクシング、キックボクシングの「山木ジム」会長で、日本女子ボクシング協会(JWBC)会長の山木敏弘会長はJ-CASTニュースの取材に対し、
「タイ人選手はむしろ強く、タイの選手の出場を制限するなど(JBC)は責任転換も甚だしい」
と憤る。今回の問題はプロモーターやマッチメイクする側の問題であり、タイ人選手への誤解を生むことになりかねない、というのだ。
プロモーターやマッチメイクする側の問題。僕もまさにそう思います。
そのせいで、必死に練習して、食べたいものもガマンしている選手が非難されるのは、どう考えても不幸です。
プロモーター側の問題とは「日本選手が勝てる相手しか選ばない」ということだそうだ。スター選手を作るために10戦10勝5KO勝ちなどのレコードを作ろうとするわけだ。勝ちが重なればランキングも上がり世界戦も視野に入ってくる。
ボクシングって、チャンピオンにならないとダメな世界ですからね。
オリンピックのように、銀メダルや銅メダルはない世界です。
なので、できるだけ、チャンピオンをかけた試合までは危険を冒さずに勝ち上がって、最後にチャンピオンに挑戦するという感じなんでしょうね。
実際どんなやり取りがあるのか分かりませんが、ボクシングがつまらない格闘技、魅力の感じれない格闘技に成り下がらないことを祈るばかりです。。
