2007年12月08日
日本では売れている文芸書の半分はケータイ小説
読売新聞『「ケータイ小説」 ベスト3独占』より
2007年の書籍の年間ベストセラー(トーハン調べ)が4日発表され、女子中高生に愛読されている「ケータイ小説」が文芸部門のベスト3を独占、ベスト10では5作がランクインした。文芸書が売れない中、“素人”が書いた小説が次々とミリオンセラーになる現状は、出版界に大きな衝撃を与えている。
個人的に思うことは、本を読む側としては、プロだろうと素人だろうと関係ないんですよ。
面白いもの、読むだけの時間をかける価値のあるものが選ばれるのが自然の摂理だと思いますね。
そして、「トーハン 、2007年書籍の年間ベストセラー発表」で紹介した文芸書ベストセラートップ10のうち、下記5つはケータイ小説なんですね。知りませんでした。。
恋空 切ナイ恋物語 (上)、恋空 切ナイ恋物語 (下) 美嘉

もしもキミが。 凛

純愛 稲森遥香
「ケータイ小説」は、携帯電話やパソコンのサイト上に横書きで発表される小説。5年ほど前に登場し、「魔法のiランド」など投稿サイトに、主に10代~20代の女性らが「妊娠」「恋人の死」など実体験をもとにした物語を発表。その中の人気作品が書籍化され、同世代の読者の心をつかんできた。
電車の中で携帯電話をずーと眺めている女子高生はケータイ小説を読んでいるのかな?
いつも思うんですよね。「メールしている訳でもなく、画面をずーと眺めて、どんな携帯サイトをみているんだろう?」と仕事柄聞きたくなってしまう時もあります。
純文学の関係者からは、文章がつたなくストーリーも型にはまりがちと見られ、異端視されてきたが、出版界もその動向を注視せざるをえない存在となりつつある。
まぁ、女子中高生は文章のクオリティの高低など、あまり気にしないでしょうね。
いかに身近に感じるか、共感できるか、感度を高く読むことができるかどうかだと思います。
「赤い糸」の著者、メイさんは「ほかの人の作品を読んで何となく書き始めたので、作家志望だったわけではない。文章は自分でも稚拙と思うけど、飾らないところが読者に共感してもらえているのでは」と語る。
本にかかわらずなんでもそうだと思うのですが、「共感」できると、人はそれを手にしてみたくなる生き物だと思いますね。
オーストラリアのシドニーで一番読まれている新聞「Sydney Morning Herald」のウェブサイトにもこんな記事があります。
In Japan, cellular storytelling is all the rage(日本では携帯小説が大流行)



