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百度はFC2と同じポジショニングを目指すのか?アダルトコンテンツ許可

INTERNET Watch『「競合2社よりも精度の高い検索サイト」百度のロビン・リーCEO』より

中国の検索サイト「百度」の日本版「Baidu.jp」が23日に本格オープンした。

2006年12月に「中国最大の検索エンジンBaidu.com(百度)が日本進出」という記事を書きましたが、とうとう百度が日本で本格的に検索サービスを開始しました。

百度

見た目としては、GoogleとYahoo!の中間的な感じでしょうか。

Googleほどシンプルじゃないし、Yahoo!ほどポータルっぽくない。

「百度」は中国ではシェア7割を誇るナンバーワンンの検索エンジンです。

中国は人口が多いからか、世界でも2007年12 月の時点では3位の検索エンジンシェアを持っています。

そして、「百度」が中国以外で検索サービスを開始するのは日本が最初です。

「百度」のCEOロビン・リーさんは次のように日本進出の理由を話してます。

「日本は世界第2位の経済大国であり、魅力のある市場。日本と中国は言語や文化が似ており、2バイト文字での検索エンジンに強い我々は、現在シェアを占めている2社よりも検索精度の高いサービスを提供できる」

そして、「百度」は「セカンドサーチエンジン」として使って欲しいと言っています。

つまり、メインの検索エンジンとしてYahoo!かGoogleを使い、サブの検索エンジンとして百度を使って欲しいということですね。

ということは、Yahoo!にもGoogleにもない、何か特化したものがないとダメだということになります。

同じサービスしか提供していなかったら、セカンドサーチエンジンにはなれません。

メインで十分です。

「百度」は中国では「MP3検索」ができるので、ユーザーに愛用されてナンバーワンの地位を築いたと言われています。

しかし、日本では著作権などの法的な理由で「MP3検索」は見合わせています。

だから、Yahoo!やGoogleにはない特化したものがないんですよね。。

仮に、どんなに検索精度が向上させたとしても、それを一般の人が「Yahoo!やGoogleよりも百度の方が検索精度が高いぞ!」なんて思わないと思いますし。

そんなことを感じるのは、SEO業者かネットで金儲けをしている人くらいでしょう。

数年前の検索精度が低い時代なら「検索精度の向上」で勝負できたかもしれませんが、今はそれだけでは微妙です。

なので、セカンドサーチエンジンになり得る理由が見つかりません・・・。

と思ったのですが、使ってみるとそうでもないことが分かりました。

というか、ある部分に特化した機能がありました。

Yahoo!やGoogleにはない特化した機能です。

それは、画像検索動画検索でアダルトコンテンツが検索できるということです。

Yahoo!やGoogleではデフォルトではフィルタリングが設定されていますが、「百度」ではデフォルトではフィルタリングがオフなんです。

下記のように画像検索と動画検索のアダルトフィルタがデフォルトでオフなんですね。

080127_3.jpg

080127_4.jpg

試しに画像検索で「アダルト」とか「SEX」といったキーワードで検索すると、案の定な画像が表示されます。

「アダルト」での検索結果
「アダルト」での検索結果

「SEX」での検索結果
「SEX」での検索結果

念のため、ぼかしています。


「無修正」なんてキーワードで検索したらヤバイですね。。ぎゃーって感じです。

「無修正」での検索結果
「無修正」での検索結果

二重にぼかしました。。

動画検索でも同様です。

つまり、「百度」はアダルトコンテンツを検索する用のセカンドサーチエンジンとしての地位は確保できるんじゃないでしょうか。

「アダルト検索なら百度」みたいな。

まさに、インターネットが本来持っている性質とピッタリですし。

「百度」が目指している方向性とは180度違うのかもしれませんが。

似たようなポータルサイトとしてFC2がありますね。

去年「FC2がAlexaでネット視聴率3位に」「FC2がAlexaでGoogle超えて2位に」という記事を書きましたが、FC2ってアクセスすごいんですよね。

なんでかっていうと、アダルトOKだからでしょう。それしか考えられないんですよね。

このままいくと、「百度」はFC2と同じようなポジショニングに行ってしまうような気がします。

「百度」の社外取締役には前ソニー会長の出井伸之さんがいます。

出井さんはこれでいいのかな?

「百度」はFC2と違ってNASDAQの上場企業ですし。

百度


追伸(2007年1月28日)

CNET Japan『百度、中国検索市場で首位--2007年第4四半期』より

百度(バイドゥ)が2007年第4四半期の中国検索エンジン市場で60.1%のシェアで首位に立った。

2007年第4四半期の中国検索エンジンのシェアは下記のようになったようです。

百度:60.1%
Google:25.9%
Yahoo China:9.6%

Yahoo Chinaはeコマースサイトとして中国最大手のAlibaba(アリババ)が2005年に買収したんですよね。

そして、中国では都市階級が上位なほどGoogleを使う傾向があるそうです。


追伸(2007年1月29日)

中国情報局『検索エンジン「百度」、日本向けサイトを本格オープン』より

中国政府は風紀面などウェブサイトへの規制を強化しているが、日本向け「Baidu.jp」は中国本土からはアクセスできないよう対策を講じた。

中国から日本の百度にはアクセスできないんですね。

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