【まとめ】Google 対 Microsoft + Yahoo!、マイクロソフトがヤフーを買収提案4兆7000億円

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CNET Japan『マイクロソフト、米ヤフーに総額446億ドルの買収提案』より

Microsoftは米国時間2月1日、米Yahooに総額446億ドルの買収提案をしていることを明らかにした。

以前から噂はありましたが、とうとうマイクロソフトがヤフーに買収提案をしました。

アメリカの話です。

1株あたり31ドルでの買収提案で、現状の米ヤフーの株価に対し62%ものプレミアムをつけています。

総額446億ドルということで、日本円にすると約4兆7000億円です。

すごい金額ですね。

2006年3月に日本企業による過去最大級の買収として話題になったソフトバンクによるボーダフォンの買収がLBOで1兆7500億円でしたが、約2.6倍の金額です。

「現在、市場はますます単独プレーヤーによって支配されている。このプレーヤーは買収を通じて支配力を強化している」とMicrosoftは述べ、「一緒になれることで、MicrosoftとYahooは消費者や広告主、パブリッシャーに信頼できる別の選択肢を提供することができる」と語った。

この引用は、MicrosoftのCEOスティーブ・バルマーの発言です。

「単独プレーヤーによって支配されている」とありますが、明らかに「単独プレーヤー」はGoogleでしょうね。

米Yahoo!は今年に入ってからも株価が不調なんですよね。

Yahoo!株価推移

マイクロソフトから買収提案があったのは2/1ですが、その前日の1/31の終値は19.18ドルでした。

株主からしてみれば、「Yahoo!なにやっているんだよ。Googleとの差は縮まるどころか広がる一方じゃないか!何か、新しい施策をやれよっ。」って感じでしょうね。

しかし、マイクロソフトからの買収提案があり、株価は急騰しています。

この記事を書いている段階(2/2 午前1:30)では27.68ドルです。

080202_2.jpg

今回のマイクロソフトの買収を断れば、1/31での19.18ドル以下に株価が下落することが予想されますし、TOBの可能性もありますね。

仮に、ヤフーがマイクロソフトの買収に乗った場合に、日本での影響として気になるのが日ヤフーの検索エンジンとPPC広告ですね。

というのも、検索エンジンでは日ヤフーは米ヤフーのYSTと連動している状態です。

米ヤフーでWeather Reportがあれば、日ヤフーの「Yahoo!検索 スタッフブログ」では「YST update 実施しました」という記事が書かれています。

そして、PPC広告としてのオーバーチュアもどうなるのでしょうか?

もし、米マイクロソフトと米ヤフーが一緒になったら、検索エンジンは「Live Search + YST」になる可能性がありますし、PPC広告は「adCenter + overture」になる可能性が出てきます。

ということは、米ヤフーと連動している日ヤフーにも影響が出てくるのは必然でしょう。

現在、日ヤフーの筆頭株主はソフトバンクです。約41%の日ヤフーの株を所有しています。

そして、米ヤフーが第二位の株主で約33%です。

いずれにせよ、米ヤフーが米マイクロソフトの買収提案に乗ったら、日ヤフーにもなんらかの影響が出てくる可能性がありそうですね。

特に、検索エンジンとPPC広告がどうなるのかに注目です。

Microsoft Proposes Acquisition of Yahoo! for $31 per Share

追伸(2007年2月3日)

マイクロソフトによるヤフーの買収提案があってから、様々なニュースサイトで報道されています。

ちょっと、現段階での状況をまとめてみようと思います。

TechCrunce『バルマーがMS戦士に出したヤフー買収提案を知らせる社内メール

スティーブ・バルマーが社員宛てに送ったヤフー買収提案に関するメールです。

これ、本物なのかな?それとも、誰かがこんな内容のメールを送ったんじゃないかという推測を元に、悪戯で作ったのかな?

ITmedia『バルマー、「日本のヤフーとの関係を理解し関係を変えることはない」

米国ワシントン州レドモンドで開かれた記者会見で、スティーブ・バルマーは、ソフトバンクとの関係の深いYahoo!の日本法人について、「現状のYahoo!が持っている関係を理解し、関係を変えることはない」と語ったそうです。

ITpro『「Yahoo!が拒否できないオファー」—NY TimesがMicrosoftによる買収成功を予測

NY Timesは、Microsoftが誰もつけられないほど高い買収価格を提示していて、ほかにこれだけ株主価値を向上させる説得力のある方法を示せないということで、この買収が成立すると予測しいているそうです。

New York Times Blog: An Offer Yahoo Can’t Refuse

Yahoo!が買収した写真共有サイトの「Flickr」では、今回の買収を皮肉るような写真がたくさんアップされています。

MICROSOFT: KEEP YOUR EVlL GRUBBY HANDS OFF OF OUR FLICKR

Yahoo!墓場に

これ、面白いですね。Windowsの壁紙の中でヤフーが墓場に入ってしまいました。。

leave flickr alone

これも面白いです。「leave flickr alone」は「マイクロソフトよ、flickrはほっといてくれ!」って感じでしょうか。顔がいいですね(笑)。

080203_3.jpg

これも笑えます。「shit」ともじって、最後に「flickr」の「r」をつけてます。「クソッ!」って感じなんでしょうね。

New York Times Blog: Flickr Users Consider Their Potential Microsoft Overlords

J-CASTニュース『米ヤフー株、MSの買収提案で急騰

2/2のマクロソフトの株価は終値が30.45ドルと前日比6.6%下落したそうです。
提示した買収価格が高額なので、買収が実現したら業績の低下を招きかねないことが影響しているようです。

MSN産経ニュース『MS敵対買収に発展か ヤフー側には毒薬条項あり

ヤフーが買収提案を拒否した場合、マイクロソフトは株式公開買い付け(TOB)に打って出る可能性があるそうです。

そして、ヤフーの現CEOジェリー・ヤンは、有名なマイクロソフト嫌いなため、マイクロソフトの対抗馬となる他の相手を探しているそうです。

といっても、マイクロソフトからの買収提案を受け入れれば、ジェリー・ヤンは16億7000万ドル、もう1人のYahoo!創業者デビッド・ファイロは24億ドル相当の現金とMicrosoft株を手にできるということです。

CNET Japan『米ヤフー、1000名の人員削減を発表–第4四半期決算は減益

このニュースはマイクロソフトによる買収提案の前、米国時間1月29日のものですが、米Yahoo!はおよび広告事業に注力するため、従業員1000名の解雇を2月に計画しているということです。

追伸(2007年2月4日)

CNET Japan『グーグル、マイクロソフトのヤフー買収を懸念

Googleで最高法務責任者(CLO)David Drummond氏が「Official Google Blog: Yahoo! and the future of the Internet」でマイクロソフトによる米ヤフーの「敵対的買収案」は「厄介な問題を引き起こすことになる」と述べています。

「MicrosoftはPCに与えた不適切かつ違法な影響を、今度はインターネットに対して行使しようというのか?インターネットは競争が生み出す革新を奨励する世界だが、Microsoftはこれまでしばしば独占状態の構築を追及してきた、そして、その独占を新しい関連市場においても利用している」と述べている。「これまで法律および規制に対する重大な違反を繰り返してきたMicrosoftによるYahooの買収は、同社のブラウザとOSの関係をめぐる不公正な慣行をインターネットにまで広げることにならないだろうか?」

CNET Japan『米ヤフー:「検討には時間がかかる」–MSの買収提案で

Yahooはウェブサイトに掲載した簡単なFAQ で、「入念な検討プロセスを実行中である」と述べて、「かなりの時間がかかる」可能性があると注意をうながしている。

まぁ、そんな簡単には決断できないでしょうね。

Yahoo! Inc. – Media Response FAQ: Unsolicited Proposal From Microsoft

ZDNet Japan『MS、グーグルに米ヤフー買収で反論:「競争的な市場の創出」

Microsoft法律顧問Brad Smith氏は、「MicrosoftおよびYahooの合併は、インターネット検索とオンライン広告における第2位の競合企業を設立し、より競争的な市場を創出するだろう」と声明で述べた。

Yahoo!ニュース『再送:米ヤフー、グーグルとの提携を検討=関係筋

インターネット検索大手の米ヤフーは、ソフトウエア最大手のマイクロソフトからの買収提案対抗策として、ライバルのネット検索最大手グーグルとの業務提携を検討する方針。

米ヤフーがグーグルとの業務提携を検討していると関係筋が言っているようです。

関係筋って怪しいですが、それにしても、すごく面白い展開になってきています。

米ヤフー社員としては、ベンチャー的風潮が強いグーグルの方がいいでしょうね。

Yahoo may consider Google alliance, source says

Yahoo Inc would consider a business alliance with Google Inc as one way to rebuff a $44.6 billion takeover proposal by Microsoft, a source familiar with Yahoo’s strategy said on Sunday.

この英文は上のグーグルとの提携検討と同じ内容の英文記事です。

追伸(2007年2月5日)

グーグルのCEOエリック・シュミットがヤフーのCEOジェリー・ヤンに電話して、「どんな支援でも行う」と申し入れたそうです。

詳細は、グーグル、ヤフーに対し「どんな支援でも行う」で。

追伸(2007年2月6日)

無借金マイクロソフト、ヤフー買収へ初の借り入れか

米マイクロソフト(MS)の財務担当者は4日の投資家向け説明会で、米ヤフーに対して提案した総額446億ドルの買収に向け「初の借金をすることになりそうだ」と述べ、無借金経営を続けてきたMSが初めて資金を外部から借り入れる可能性が高いことを明らかにした。

MicrosoftのYahoo買収は皆が言うほど悪いことではない

Googleは怖がっているのだ。そしてこれはたいへん良いことである。Googleは本心ではMicrosoft/Yahoo連合軍は検索とテキスト広告というGoogleが優越している分野における本物のライバルになりうると考えているのだろう。

【解説】Google,MS,Yahoo!のWeb企業買収レース,ついに最終コーナーへ

この表からは,Googleの独走を支えているのも,実は企業買収だったことが分かる。核となる検索技術以外は,Googleも企業買収によってイノベーションを進めている。

追伸(2007年2月8日)

Yahoo!のCEO,従業員に対し「Microsoftの乗っ取りに抵抗する」と宣言

Yahoo!設立者兼CEOのJerry Yang氏は2008年2月6日(米国時間),全従業員1万4000人にあてたメールで「米Microsoftによる乗っ取りを回避するため,当社の幹部はあらゆる手段を講じていく」と約束した。

MSのバルマーCEO:「ヤフーというブランドは残る」–米報道

Ballmer氏はBusinessWeekのインタビューで、「Yahooというブランドは残る」と語った。

追伸(2007年2月9日)

6割がMSのネット独占を懸念,Yahoo!買収提案に関する緊急アンケート結果から

2008年2月1日,世界のIT業界に衝撃が走った。米Microsoftが米Yahoo!に買収を提案したと発表したのだ。これを受け,ITproではITpro読者に対する緊急アンケートを実施した。その結果,アンケート回答者の約6割が懸念事項としてMicrosoftのネット・サービス事業における「独占」を挙げた。

追伸(2007年2月12日)

ヤフー、MSの買収提案拒否を正式発表

Yahooは米国時間2月11日、Microsoftからの買収提案を拒否する意向であることを公式に発表した。企業価値が過小評価されていることがその理由だという。

MS、拒否されてもYahoo!買収あきらめず

Microsoftは、Yahoo!が「両社を統合する完全で公正な提案」を支持しなかったことは残念だとしている。だが、「両社の株主と話し合った結果、買収に向けて進むことがすべての関係者の最善の利益になると確信している」とYahoo!買収をあきらめてはいないことを明言している。

追伸(2007年2月13日)

[WSJ] Google、Yahoo!支援への意欲減退か

専門家は、Yahoo!とGoogleのWeb検索・オンライン広告市場でのシェアを考えると、このような提携は規制当局から待ったをかけられる可能性が高いと指摘する。こうした提携は初め、Yahoo!を支援し、ライバルのMicrosoftを妨害するための方法と一部で考えられていたが、この数日規制面での影響が明確になるにつれて、Google幹部の熱意は弱まってきたとこの件に詳しい筋は話している。

MS、ヤフー買収は独禁法に触れるか

反トラスト法(独占禁止法)の専門家は、両社の手がける事業に重複が見られるため、審査には時間がかかると見ている。だが、最終的にはマイクロソフトにとって良い結果になるだろうと言う。

今回の買収提案が当局に認められると見込まれる背景には、米グーグル(GOOG)の存在が大きい。オンライン検索最大手のグーグルはオンライン広告で絶大なシェアを誇っており、マイクロソフトとヤフーが合併しても首位を奪うのは難しい。

ヤフー買収 予断許さず…MSなお意欲

11日の声明でヤフーは、買収提案を拒否した理由について、「(ヤフーの)世界的なブランドや多くの利用者、ネット広告への投資と成長力などを過小評価している」と説明し、1株あたり31ドルの提示額では応じられないとした。

ヤフーは、声明では具体的な自己評価額を示さなかったが、米メディアは「経営陣の自己評価額は40ドル以上」と報じている。

 ヤフーの株価は1999~2000年のIT(情報技術)バブル時には100ドルを突破。05年後半にも40ドル以上をつけていた。

 通常、買収の際には実際の株価に20~30%程度の上乗せ分(プレミアム)を加えた買収額を示すとされるが、マイクロソフトは買収発表前日の1月31日(19・18ドル)より62%も上乗せして提示した。それでも、ヤフー経営陣には「一時的な株価の低迷局面につけ込んだ買収」との反発があるようだ。

提示額増額で買収を成立へ–ヤフー大口株主がマイクロソフトに提言

Yahooの2番目に大口の株主が、Microsoftからの買収提案についてコメントし、Microsoftが買収を成立させたければ、「提示額を引き上げ」なければならないという見解を述べた。一方Yahooについては、このまま完全な独立企業であり続けるのは「困難な状況」にあるとの見方を示している。

追伸(2007年2月14日)

米ヤフー、追加の人員削減を実施か

米Yahoo内部の情報筋は、同社が今後数週間のうちに追加の人員削減が実施される可能性があるのではないかと見込んでいるという。Yahooはコメントを控えている。

金融アナリストらの中には、Yahooは1500人以上を解雇しなければ、この人員削減は効果的なコスト削減策にならないという声もある。

[WSJ] News Corp.、Yahoo!との統合に向け交渉

米News Corp.と米Yahoo!が、News Corp.が所有するMySpaceなどのオンライン資産とYahoo!を統合することについて話し合っている。この件を知る筋が伝えた。

 この交渉の目的は、Yahoo!がMicrosoftの一方的な買収提案を避けるのを支援することにある。Microsoftは当初、446億ドルを提示していた。現在交渉中の条件は、News Corp.がYahoo!株を購入するというもので、20%を超える株式を取得する可能性がある。

マイクロソフトの主要株主:「米ヤフーへの提示額は十分に高い」

Microsoftの株式を約100万株保有しているマネーマネージャーのBob Olstein氏は同社に対して、Yahooへの提示額を1株あたり31ドルから引き上げるようにとの圧力に屈せず、また全額現金による取引を選択するように勧告した。

追伸(2007年2月18日)

Yahoo!大株主が、買収金額釣り上げを望んでいない理由

米Yahoo!の大手機関株主の大半は、Microsoftの方にもっと多額を出資しており、Yahoo!買収金額の過剰なつり上げは望んでいないかもしれない――。こんな調査結果が2月15日、発表された。

 財務リスク管理分析会社RiskMetrics Groupの調査で、Yahoo!の機関株主の90%近くがMicrosoft株も保有していることが判明した。この中には上位20の機関株主の大半が含まれ、総じてMicrosoftへの出資額の方がはるかに多かった。

追伸(2007年2月19日)

ヤフー取締役会で見解が二分–マイクロソフトの買収提案をめぐり

Yahooは18日、同社の取締役会は「満場一致で」Microsoftの買収案を否決したという内容のプレスリリースを発表した。

 しかし、一部の独立取締役らは、Microsoftへの売却に代わる確固たる代替案を見出せていないと見られる。また、最高経営責任者(CEO)Jerry Yang氏の方針についても、とにかくMicrosoftだけには買収されたくないという「感情的」なアプローチを取っていると見ているようだ。

「Yang氏は心情的に、どうしてもMicrosoftだけには売却したくないと考えているが、今のYang氏には、株主のために価値を創造し、競争力のある代替案を見出す奥の手はない」

追伸(2007年2月20日)

<ヤフー>MSの買収提案めぐり取締役会が不協和音

米ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は15日、ヤフーが買収提案拒否を決めたことについて「『感情的な決定』と見ているグループがある」と、取締役会内部の不協和音を報じた。

マイクロソフト、ヤフー買収に失敗しても検索に巨額投資=ゲイツ会長

マイクロソフトが競争力と収益の高いネット検索事業をつくるためには市場シェアの拡大が必要だとの見方を示し「それに必要なエンジニアリングおよびマーケティングに大規模な投資を行うことが可能だ。ヤフー買収の成否にかかわらず、投資を行う」と語った。

Yahoo!のモバイル資産は「過小評価された宝石」――MSの見方

MicrosoftにとってYahoo!の大きな魅力の1つが同社のモバイル資産であることは周知の事実だが、Yahoo!は財務報告書でこれらの資産やその生産性を公表していないため、それを数値化するのは難しい。

追伸(2007年2月21日)

米マイクロソフト、ヤフー買収で委任状争奪戦へ=報道

ニューヨーク・タイムズ紙のディールブック・ブログが関係筋の情報として伝えたところによると、マイクロソフトは今週、ヤフー買収でヤフー株主の支持取り付けのため委任状争奪戦開始を決定する見通し。

B・ゲイツ氏:「何よりも欲しいのは、画期的ソフトウェア開発に資するヤフーの人材」

Gates氏は、何をもってYahooに400億ドル以上もの価値があると判断したかと尋ねられ、それはYahooの製品でも、同社が擁する膨大な数の広告主でも、市場シェアでもないと言い、評価のポイントは同社のエンジニアにあると答えた。Gates氏によると、こうした人材こそ、MicrosoftがGoogleを追撃するのに必要なものだという。

Gates氏は、両社のあいだには文化的な溝があるという説を、さほど重視していない。

 Gates氏はCNET News.comの取材に対して、「Yahooには、画期的なソフトウェアを作りたいという姿勢がある。Yahooのエンジニアは、Googleだろうと何だろうと、立ちふさがる相手と最善の戦いをしたいと考えている。だから、実質的に文化的違いがあるとは思わない」と述べた。

追伸(2007年2月22日)

創業者ヤンCEOの孤独・ヤフーはいつまで反対を貫くか

興味深いのは、複数のメディアが「激しく抵抗するジェリー・ヤンCEOは経営陣のなかで浮き上がりはじめている」と述べている点だろう。創業経営者ヤンCEOにとって、ヤフーをマイクロソフトに手渡すことは身を切られる思いだろう。ヤン氏の強硬な反対姿勢にヤフー経営陣が振り回されている印象を受ける。

B・ゲイツ氏:「MSがヤフーを必要とする理由」(前編)

Yahooは優れたエンジニアを抱え、これまでに素晴らしい仕事を数多く成し遂げてきたので、Yahooと結びつくことは、刺激的な方法で物事を加速するだろうと、われわれは考えています。つまり、Yahooの仕事とMicrosoftの仕事を組み合わせれば、技術革新やさまざまな作業のスピードが劇的に増すのです。したがって、この買収で真に重要なのは、当社に参加したい、多種多様な顧客のためにより良い検索やより良いポータルを生み出したいと望むYahooの従業員です。こうしたビジョンが背景にあるからこそ、これは最高の組み合わせだと言えるのです。

追伸(2007年2月23日)

米ヤフー、買収案拒否で告訴される

先週マイクロソフトによる買収案を拒否した米ヤフーは、株主に対する義務を果たしていないとして、米ミシガン州デトロイトの年金基金2社から告訴されている。

MS幹部が社員に出したメール「ヤフー合併はわれわれにとって完璧」

マイクロソフト社プラットフォーム&サービス部門プレジデントKevin Johnsonが本日(米国時間2/22)12:48 PST、部下にこんなメールを送った。要件はYahoo/Microsoft合併がなぜ良いか、その理由について。

As we’ve discussed, the online advertising industry is growing rapidly and is expected to be an $80B industry by 2010. We believe our proposal is a compelling one and that the combination of Yahoo! and Microsoft creates a more credible alternative to an increasingly dominant player in the advertising industry.

追伸(2007年2月27日)

マイクロソフト、米ヤフー買収提案を担当する法律顧問チームを変更

Microsoftが米Yahooに対して行った買収提案に関連して、多くの変化が起きている。その最新のものとして、Microsoftは先週、同社の法律顧問チームをSimpson Thacher & BartlettからSullivan & Cromwellに変更した。Simpson Thacher & Bartlettは別のクライアントと利害関係が生ずる事案のため法律顧問を辞退した。

追伸(2007年2月28日)

Googleのヤフー買収に関連するある種の噂を検討する

GoogleはベテランのM&A専門家でCredit Suisse銀行のM&A部門の責任者、George BoutrosをMicrosoftの買収申し入れ発表の翌日、アドバイザーとして雇ったという。ある情報源によると、そのBoutrosのアドバイスというのが、Google自身がYahoo株の20%未満を目安とする敵対的買い付けを実施せよというものだったという。

「MSの買収提案で従業員は混乱」–米ヤフーが年次報告書で発言

Yahooは米証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書で、「Microsoftの提案を調査し検討することは、Yahooの幹部や従業員をひどく混乱させおり、今後もこの状態は続く可能性がある」と述べた。Yahooは、この取引が「自社ビジネスに悪影響を及ぼす可能性がある」と忠告している。

追伸(2007年3月8日)

米ヤフーが取締役指名期限を延長、買収提案めぐり時間稼ぎか

米マイクロソフトから買収提案を受けているヤフーは、取締役の指名期限を延長した。マイクロソフトからより有利な条件を引き出すためか、あるいは代替策を模索するための時間稼ぎとみられている。

米ヤフー、タイムワーナーと提携交渉を本格化 米紙報道

米ヤフーが米娯楽・メディア大手タイムワーナーとの提携交渉を本格化させていると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が5日付で報じた。

WSJによると、ヤフーは、タイムワーナー傘下のAOLと統合し、タイムワーナーから統合会社への出資を受ける案を検討しているという。

マイクロソフト、買収手段を100%現金に変更か?–ヤフー買収提案

The New York Postの報道によると、Microsoftは、Yahooに提示している敵対的買収で、支払い手段に占める現金の比率を高めようとしているようだ。

現在の提案では、Microsoftは現金と自社株式を半分ずつという方法を示している。この結果、Microsoftの買収金額は、株式の株価変動に応じて上下することになる。

買収方式を変更することは、投資家の心を安心させ、これがYahooの取締役にプレッシャーを与えることにつながるかもしれない。

追伸(2007年3月16日)

米Microsoftと米Yahoo!の上級幹部が3月10日、Microsoftによる買収提案について会談した。この件に詳しい筋が伝えている。

この会合はまだ交渉ではなく、銀行家は参加しなかったと事情筋は話している。Microsoftが合併後のビジョンを提示するためのもので、Yahoo!幹部はほとんど聞く側だったと事情筋の1人は話している。

追伸(2007年3月19日)

米ヤフーが事業計画 「現金収支黒字、3年後倍に」

インターネット検索大手の米ヤフーは18日、今後3年間の事業計画の概要を発表し、10年に営業活動から得られる現金収支(営業キャッシュフロー)の黒字を2倍近くに増やす方針を明らかにした。同社は米マイクロソフト(MS)から総額446億ドルの買収提案を受けているが、この日も「すべての戦略的な代替案を検討している」として、独立経営の維持を目指す方針を示した。

追伸(2007年4月9日)

マイクロソフト、米ヤフー買収で最後通達–3週間以内の合意を迫る

Microsoftは米国時間4月5日、米Yahooに対し、3週間以内に正式な合併協議に入り、買収提案に対する結論を下すことを迫る最後通達を送付した。

米Yahoo!がMicrosoftの買収提案に返答、企業価値を過小評価していると反論

米Yahoo!は7日、米MicrosoftのSteve Ballmer CEOが5日にYahoo!の取締役会に宛てた手紙に対して、返答の手紙を公開した。手紙ではこれまでと同様に、Microsoftによる買収提案は、Yahoo!の企業価値が低く見積もられていると指摘。また、Microsoftとの話し合いには著しい不信感も漂わせている。

追伸(2007年4月10日)

[WSJ] Yahoo!、AOLと事業統合で近く合意か

米Yahoo!と米Time Warner傘下のAOLが、インターネット事業を統合する契約に近づいていると、この件を知る筋が4月9日に伝えた。この動きは米MicrosoftのYahoo!買収を阻止するかもしれない。

米Yahoo!が「Google AdSense」のテスト開始、Microsoftは懸念を表明

米Yahoo!は9日、同社のサーチエンジンで「Google AdSense」の広告を表示するテストを限定的に開始すると発表した。Yahoo!の検索結果の並びにGoogle AdSense広告が表示されることになる。

テストは、「Yahoo.com」で行なわれる検索のうち、米国から来るトラフィックの3%以下の割合に限定されており、Yahoo!の提携パブリッシャーやアフィリエイトネットワークには適用されない。

これに対してMicrosoftは9日午後、法務顧問であるBrad Smith氏が声明を発表した。

その中でSmith氏は「Yahoo!とGoogleの間のどんな明確な合意も、Googleが検索関連市場広告の90%を手中に収めさせることになる。これは市場における競争をはるかに少なくし、我々のYahoo!買収提案に比べ、著しい対照をなしている」とコメントしている。

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