2008年02月21日
東芝、ブルーレイには勝てないためHD DVD撤退を発表
IT-PLUS『「苦渋の決断」・東芝の西田社長、HD-DVD撤退を発表』より
東芝の西田厚聡社長は19日、東京・港の本社で会見し、新世代DVD規格「HD-DVD」に対応する商品の新規開発および生産を停止すると発表した。
2/19に発表されたニュースですが、東芝が「HD DVD」の撤退を発表しましたね。
一番の理由は、今年1月にワーナーブラザーズがブルーレイ支持に回ったことのようです。
やはり、ゲーム機もそうですが、ソフトを作ってくれる企業がいないと消費者には選ばれませんからね。
すでに「HD DVD」を購入している人にとっては迷惑な発表かもしれませんが、孫の代になったら、すごいレアなアイテムとしてプレミアがつくかもしれません。
「HD DVD」の販売台数は、国内ではプレーヤーが約1万台、レコーダーが約2万台、全世界では、プレーヤーが70万台(うちアメリカが60万台、ヨーロッパが10万台)ということです。
改めてここで、次世代DVDプレーヤーの支持状況を見てみます。
ブルーレイ
メーカー:ソニー、松下電器産業、シャープ
映画会社:ワーナーブラザース、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、ウォルト・ディズニー、20世紀フォックス
HD DVD
メーカー:東芝、マイクロソフト
映画会社:ユニバーサル・ピクチャーズ、パラマウント・ピクチャーズ
こうやってみると、ある意味、英断なのかもしれません。
勝ち目がないところで戦っても無駄な血を流すだけですからね。
ただ、僕が思うに、今後は音楽と同じように映像もネットからダウンロード方式に移行していくでしょう。
「映画はネットでダウンロードが簡単でお得で早い!」というような雰囲気が広まったら、次世代DVDプレーヤー自体が一部のこだわり派にしか受け入れられない産物になってしまいます。
今後はパッケージメディアからデジタルメディアにどんどん置き換わっていくと思うんですよね。
ツタヤやDMMが宅配DVDレンタルに力を入れているのも、ダウロード購入が当たり前になった時代に、いかに多くの顧客を抱えていられるかを狙っていますからね。
いまのうちから、潜在顧客を獲得しておくという狙いですね。
話を「HD DVD」に戻しますが、今後どうなるか気になる部分に液晶テレビのレグザの売れ行くにどれだけ影響を与えるかですね。
次世代DVDプレーヤーを買うようなこだわり派は、テレビとプレーヤーを同じメーカーに合わせる傾向があると思うんですよね。
そうなると、今後、多少はレグザの売れ行きに影響がでてくるのではないか?と思います。
なんとなく、次世代DVDプレーヤーで敗北したメーカーのテレビという印象はあるでしょうからね。
追伸(2008年2月23日)
東芝HD DVDはテレビ番組の録画再生機としては「買い」といった声もあるみたいですね。
実際、撤退報道がされてから、商品を販売しているお店ではHD DVDは品切れするほど人気がでているそうです。
HD DVDはハイビジョンの録画性能はBDと同じで、現行DVD製品より高性能。東芝の撤退を受けて小売価格が低下して割安感が増したうえに、東芝が長期保証を約束しているため、「テレビ番組などの録画再生機と考えればHD DVDは買いだ」との指摘もある。
