2008年06月30日
comScoreブログ:ユニバーサルサーチの革命
comScoreという著名な調査会社があります。
世界展開している有名なインターネット調査会社で、日本だと恵比寿に会社があります。
そのcomScoreの英語サイトにユニバーサルサーチに関する記事がいくつかあるのですが、これが日本ではあまり話題にされていないであろう貴重な内容だったので、全文翻訳してみました。
その前に「ユニバーサルサーチって何?」という人のために簡単な説明を。
ユニバーサルサーチ以前は、検索エンジンで検索すると、検索結果画面に表示されるのはウェブサイトのリンクだけでした。
しかし、Googleがユニバーサルサーチを導入すると、ウェブサイトのリンクに加え、画像や動画、ニュースなどのリンクも表示されるようになりました。
最近だと、ブログ記事へのリンクも表示されるようになりましたね。
簡単に言うと、ユニバーサルサーチとは、検索するユーザーの意図に応じて、ウェブ上のあらゆるものを検索結果画面に一度に表示させようとすることです。
では、さっそく本題に。
現時点では、ユニバーサルサーチに関する記事は4つあります。
ここでは、1つ目の記事をとりあげてみます。以下、2008年1月22日に書かれた「The Universal Search Revolution」という記事の全文翻訳です。
ユニバーサルサーチの革命
2007年の検索関連の話題で最も重要なものは、明らかにユニバーサルサーチだろう。
検索結果にニュース、地図、ローカル情報、画像、動画といった違うタイプのものが一緒に表示されるのは、君も見慣れたことでしょう。
我々は最近、ユニバーサルサーチの影響について論議している。ユニバーサルサーチは、シカゴで行われたSES(Search Engine Strategies)のパネルディスカッションでは、別名「マッシュアップ」や「ブレンドサーチ」と呼ばれている。
我々が気づいたことは次の2つだ。
サーチマーケターは、ユニバーサルサーチがよりクリエイティブなオプションになるという可能性や検索結果ページ全体をより広範囲に使うことができることに興奮している。
逆に、ユニバーサルサーチへの変更が、マーケティングの習慣や測定に及ぼす変化について心配しているサーチマーケターもいる。
サーチマーケティング業界にいる我々の中には、検索結果画面で目にしている退屈なテキストリンクのリスト、つまりウェブサイトへのリンクに加え、画像や動画のようなクリエイティブツールの到来をしきりに待ち望んでいる者もいる。
しかしながら、この新しいシナリオは、苦労しながら模索することなしでは実現しない。
これまで、我々は「オールドスクール」なテキストだけの検索結果に対し、ユーザーがどう反応するかについての莫大は知識の宝庫を作り上げてきた。
しかし、ユーザーがどのようにどこをクリックしてページ上のどこを見るのかといったデータや我々の効果測定法は、ユニバーサルサーチのような新しい検索体験では意味が変わってしまうだろう。
我々はここ10年以上で、検索エンジンのこのような変化を目の当たりにすることはなかった。
例えば、検索結果に動画のデモが並んだり、製品画像が表示されたり、「Best Buy」という文字の近くに地図が表示されたら、成功率やクリック率、最愛のPPC広告モデルでさえ、共通の測定基準がゆがんでくるだろう。
検索結果(SERP)のユニバーサル化は、ユーザーを検索エンジンからできるだけ早く追い払うのではなく、検索エンジンに留めておこうという狙いがある。
バイバイ、クリック!ハロー、検索結果画面(SERP)!という世界である。
これって、我々がここ10年かけてやり遂げようとしてきたことを正反対の世界じゃない?
私の考えでは、メジャー検索エンジンは、ユーザーの検索体験を守るために、少しずつユニバーサルサーチに移行していくだろうと思われる。
Ask.comではすでに、ユニバーサルサーチを導入しており、少しずつシェアを上げてきている。
我々は、このシェア上昇が続いていくか、そしてそれはAsk.comのユニバーサルサーチ化と関係があるのかといったことを目撃することができるでしょう。
間違えないで欲しいのだが、たとえ2010年とか2012までかかるとしても、ユニバーサルサーチはゆくゆくは完全な形になるでしょう。
しかしながら、古き良きテキストリンクはメッセージを伝えるという意味では非常に効果的な方法だということを我々はみんな知っている。
だから、近い将来、テキストリンクが消えてなくなるということはあり得ない。
今まで、ユニバーサルサーチに関しては限定的なデータしかなかった。
comScoreは、ユニバーサルサーチの影響力を理解するために、断固とした取り組みをする予定です。
我々は、2008年を通して、我々の調査結果を公開していきます。
投稿された記事のチェックを忘れないで下さいね。
