2008年07月02日
米Microsoft、自然言語(セマンティック)検索のPowersetを買収
INTERNET Watch『Microsoft、自然言語サーチエンジンのPowerset買収で合意』より
米Microsoftは1日、サンフランシスコの自然言語検索ベンチャーであるPowersetを買収することで最終合意に達したと発表した。
ヤフーの買収ができなかった米マイクロソフトが自然言語検索のPowersetを買収しました。
Powersetは、自然言語検索技術を使って、キーワードによる検索から脱却し、ユーザーが望む検索結果を表示できるようにすることを目指す野心的なベンチャーだ。
「キーワードによる検索から脱却」というところが面白いですね。
自然言語検索技術って、いわゆるティム・バーナーズ=リーによって提唱された「セマンティック・ウェブ」ということですよね?
セマンティックWebとは(e-wordより)
Webページおよびその中に記述された内容について、それが何を意味するかを表す情報(メタデータ)を一定の規則に従って付加することで、コンピュータが効率よく情報を収集・解釈できるようにする構想。
今の検索エンジンって、昔に比べたらそれはもうすごく発展したと思いますが、明らかに意図と違うサイトも検索結果に表示しますよね。
きっと、それは人間の目で見れば「あれっ、おかしいな?」と思うことでも、コンピューターはそこまで理解できないからだと思います。
でも、コンピューターがウェブ上の情報を人間のように理解できれば、より人間にとっての検索精度が上がるということです。
ちょっとSF映画のような怖い世界のように感じますが、SFの世界で描かれているということは、人間世界で将来に起こる可能性があるという解釈もできます。
僕が昔勤めていた会社の社長はアメリカ人で、すごく面白いアイデアを思い付く人だったから、「どうしてそんなアイデアが思い付くのですか?」と聞いてみたら、「スタートレック」が好きでよく見ていて、「スタートレック」見ていると未来が見えていくと言っていました。
そのセリフを聞いてから、SF映画を観る僕の姿勢は「SFは今と関係のないぶっとんだ世界を描く映画」から「SFは未来の世界を描く映画」に変わりました。
Powersetは買収に応じた理由として、現状のままではスケールアップが難しかったことを指摘した。
グーグルに対抗するような検索エンジンを作ろうとしたら、莫大な資金が必要になりますからね。
マイクロソフト自身も「Microsoft Research」という研究機関で自然言語技術の研究を進めていたようなので、相乗効果が発揮できそうな買収です。
Powersetの検索は質問に答えてくれるという特徴があるそうです。
米Powerset、自然言語処理によるWikipedia検索の公開ベータテスト
Powersetでは、単にキーワードを入力するこれまでのサーチエンジンとは異なり、質問することができる。もちろん従来のキーワードやフレーズによって検索することも可能だ。この自然言語処理は強力で、例えば「なぜ、ジョン F.ケネディは殺されたのか」という質問を英語で入力すると、「ケネディ暗殺の捜査は完了できなかった」というWikipediaの項目がすぐに出てくる。
なんとなく、Q&Aサイト的な検索のような気も・・。
Powersetの検索能力がマイクロソフトに加わって、マイクロソフトの検索能力がどれほどアップするのか見物です。
とになく、現在のマイクロソフトは検索エンジンサイトとして地位はかなり低いですからね。
Live Search : Powerset joins Live Search
