2008年10月09日
下村 脩(しもむら おさむ)さんがノーベル化学賞を受賞
昨日のノーベル物理学賞で日本人3人が受賞に引き続き、スウェーデン王立科学アカデミーは2008年のノーベル化学賞を発表し、日本人の下村脩(しもむら おさむ)さんが受賞しました。
下村脩さんはクラゲの研究で、発行するクラゲの体内から蛍光たんぱく質(緑色蛍光たんぱく質=GFP)を世界で初めて発見し、精製することに成功した人物です。
とりあえず、下村脩さんの簡単なプロフィールを。
下村 脩(しもむら おさむ)
1928年8月27日生まれ
長崎大薬学部卒。
長崎大助手、名古屋大助教授などを経て渡米。
1960年、プリンストン大学研究員。
1982年、ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員に。
2001年に同研究所を退職、その後もマサチューセッツ州の自宅で研究を続けている。
読売新聞ウェブサイトに頭脳流出に関する興味深い記事があります。
7日にノーベル物理学賞受賞が発表された南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(87)に続き、8日の化学賞も米国を研究の拠点にしていた下村脩・米ボストン大名誉教授(80)に決まった。いずれも戦後、若い時期に米国に渡り、研究の場とした「頭脳流出」世代。
過去にはノーベル物理学賞の江崎玲於奈さん、生理学・医学賞の利根川進さんもアメリカでの研究で成果を出して世界に評価されたということです。
優秀な頭脳が日本ではなくアメリカで磨かれているんですね。
日本は出る杭は打たれるという文化がどうしてもあります。
アメリカでは優秀な人はどんどん優秀になるという土台があります。その分、競争は厳しいので、勝ち残れるのは1部の人だけになってしまいますが。
日本人3人が受賞を独占した前日のノーベル物理学賞について、米ニューヨーク・タイムズ紙やロイター通信などの欧米メディアは、「日本人2人と米国人1人が受賞」と報じた。
南部陽一郎さんはアメリカ国籍になっていrので、アメリカではアメリカ人が受賞と報道されたようですね。
個人的には「家族も総出でクラゲ捕り…ノーベル化学賞・若き日の下村さん(読売新聞)」という記事にある、下村 脩さんのひと言が身にしみました。
米国での研究について下村さんは昨年、読売新聞の取材に「米国では、結果を出さないと生きていけない。プレッシャーだが、それが大きな力になった」と振り返り、「もし日本にとどまっていたら、もっと楽をできた。でもGFPの研究は発展していなかっただろう」と語っていた。
「結果を出さないと生きていけない」
このひと言は重たいですねー。
なんとなく、自分の甘さを感じてしまって、「もっとプレッシャーのある環境を作っていかなければ」と思いました。
