2008年11月30日
電車の広告でよく見かける「債務整理」「任意整理」って何なの?
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1年ほど前からでしょうか?もっと前からかな?
バスや電車で「お気軽に相談! 債務整理 ○○弁護士事務所」といった広告をよく見かけます。
僕が最近よく見ているテレビ番組「ざっくりマンデー」で、債務整理や任意整理について、分かりやすく説明していました。
以下、放送内容です。
○「債務整理」って何なの?
債務整理とは、あっちこっちに借金をしてどうにもならない人が、弁護士などに借金の整理をお願いすること。
種類としては「任意整理」、「自己破産」、「個人民事再生」、「特定調停」などがあり、任意整理が一番多いということ。
任意整理とは、弁護士などがお金を借りた人とお金を貸した人(消費者金融)の間に入り、借金を減らす方法。
これまで25%や28%とちょっと高めの金利でお金を貸していた消費者金融。
しかし、2006年に最高裁判所で、金利について次のような決定が下された。
貸した金額が
10万円未満:金利20%
10〜100万円未満:金利18%
100万円以上:金利15%
この決定のため、100万円を20%の金利で借りていた人も、法律家に15%ならいくらになっていたか再計算してもらい、払いすぎたお金を借金の返済に充てることができる。
ちなみに、支払期間が長ければ長いほど差額に開きが出るので、元金返済はもちろん、場合によっては多く払いすぎた分を取り戻せることもある。
過払い金の返還請求は、すでに借金を支払い終わった人もできる。
過去10年まで遡って過払い金の返還を請求できる。
と、まぁ、こんな放送内容でしたが、これは「グレーゾーン金利廃止」ってやつですね。
「改正貸金業法」というのがちょっと前に話題になりました。
「改正貸金業法」以前は、「利息制限法」で定められた金利と「出資法」で定められた金利が違っていたんですよね。
「利息制限法」では、
10万円未満:金利20%
10〜100万円未満:金利18%
100万円以上:金利15%
という金利の制限があるのですが、「出資法」では金利の上限は29.2%でした。
で、「利息制限法」は民法だから、違反したとしても具体的な罰則がなかったんですよね。
だから、多くの消費者金融は「出資法」の上限金利である29.2%という高金利でお金を貸していたんですね。
で、この「利息制限法」と「出資法」の間の金利が「グレーゾーン金利」です。
「改正貸金業法」以前は、この「グレーゾーン金利」がまかり通っていたんですね。
消費者金融は、この「グレーゾーン金利」で儲けまくっていました。
しかし、2006年に金融庁などでグレーゾーン金利廃止の議論がされ、2010年までに段階的に「改正貸金業法」が施行されます。
つまり、消費者金融各社は「グレーゾーン金利」で儲けることができなくなってしまったんですね。
だから、銀行の配下に入り、「○○銀行グループ」とCMなどでは言って、お金を借りる人に安心感をもってもらうとしています。
でも、今まで法の抜け穴である「グレーゾーン金利」でさんざん儲けてきたくせに、最近のCMでは「あなたは本当にお金を借りる必要があるんですか?」「あなたには大切な人がいます」などと言っていたりします。。
正直、説得力ゼロです。っていうか、アコムのCMとかぶっちゃけちょっとキモイですよ。。
で、「改正貸金業法」により過去に29.2%といった高金利でお金を借りていた人は、「過払い金」を請求することができます。
消費者金融に払いすぎていた金利を返してもらうことができるんですね。
おそらく、弁護士などはそこにビジネスチャンスを見出したのでしょう。
戻ってきた過払い金から、コミッションを取れますからね。
こうやって見ていくと、広告って時代を反映しているなぁーと思いますね。
新しいジャンルの広告を目にしたら、その背景を考えたり調べたりすると、世の中でどんなことが起きているのか分かりますね。
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