記憶力をアップする方法、エビングハウスの忘却曲線

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記憶力がアップすれば、日常生活で役に立つことが多々あります。

今回は、僕がやっている記憶力アップトレーニング的な話について書こうと思います。

僕はダンスをやっていて、毎週1回レッスンがあるのですが、先週のレッスンで先生や生徒さんたちと、ダンスの振りを覚える方法について話す機会がありました。

つまり、「どうすれば、1度教わった振りを忘れないで覚えることができるのか?」ということについて話し合ったんです。

その時に僕が話した内容に、先生を含め皆がくぎ付けだったようなので、ここで僕が話した内容を文章にしてみたいと思います。

エビングハウスの忘却曲線

心理学をそれなりに学んだことがある人なら、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの名前は聞いたことがあると思います。

記憶の忘却の研究を行った人です。

そんなヘルマン・エビングハウスが発表したものに「エビングハウスの忘却曲線」があります。

「エビングハウスの忘却曲線」の内容は次のようになっています。

20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後、には79%を忘却し、21%を覚えていた。

図にすると次のようになります。

エビングハウスの忘却曲線

「エビングハウスの忘却曲線」によると、1度覚えたものは最初の24時間を乗り越えれば、1ヶ月後も5%くらいしか忘却しないということになります。

大切なのは、最初の20分。そして、1時間ですね。ここをいかに過ごすかが勝負です。

僕はダンスの振りをなかなか覚えられなかった時に、この「エビングハウスの忘却曲線」のことを思い出し、ちょっとした実験をしてみました。

ダンスのレッスンは夜にあります。

レッスンが終わったら、帰り道の間、ずーと頭の中で今日習った振りを繰り返します。

家に帰って、お風呂に入っても1回でもいいから、頭の中で繰り返します。

できれば、自分が先生と同じくらいかっこよく踊っているイメージがいいです。

その方が上手くなるので。

そして、ベッドに入っても、眠るまでの間、頭の中で振りを繰り返します。

夜、寝る時は、部屋は真っ暗だし、音もしないので、視覚と聴覚が働かなくなります。

なので、通常時よりも頭の中で描いたイメージが強烈に脳に残ります。

そして、寝ている時は潜在意識が活性化して、その日の記憶が定着します。(よく「暗記モノは寝る前がいい」と言いますが、この理由からです。)

そして、朝、目が覚めたら、昨日覚えた振りをもう一度、頭の中で繰り返します。

この時に一部でも思い出せない箇所があっても、あせる必要はないです。

その後、何度か思い出す作業をすることによって、忘れていた箇所をふと思い出すことはよくあるので。

また、頭の中だけでイメージするだけでなく、軽く踊ってみたりして記憶に定着させます。

頭の中のイメージと実際の自分の動きが合っているか確認しながら軽く踊ります。

こんな感じで、最初の24時間で、何度も昨日習ったダンスの振りを頭の中で繰り返すんですね。

これをやると、1週間後のレッスンでも、先週の振りをほぼ完璧に再現できます。

僕の場合は、この方法でかなり覚えられますね。

僕はこのやり方で6週分の振りをほぼ完璧に覚えたこともあります。6週分の振りを覚えるって、ダンスをやったことがある人なら分かると思いますが、かなり大変な作業なんです。

記憶力 = 反復(ループ)

で、こういった経験をしてみて、あらためて思ったことは、記憶力って結局は反復なんだと思いました。

音楽で言うと、ループですね。テクノなどのジャンルでは、同じメロディーを何度も繰り返しますよね。

お坊さんの「お経」もそうですよね。

似た音をループして繰り返しています。

ループという作業が記憶力をアップするトレーニングには一番だと思います。

何度も何度も繰り返し同じ色を塗るような感じですね。

人によっては、その作業を「努力」と言うのかもしれません。

僕は「ループ」と呼んでいますが。

そして、「ループ」ができる人って、強いなぁーと思いますね。

結局、単純作業を何度もできる人って強いんだと思います。

それと、英単語の暗記についてはこのページに書いてあることにはすごく同意ができます。

英単語の暗記法 〜私が実践した7つの方法〜

特に、英単語では「その6 単語をビジュアルとしてイメージする」が大事だと思います。

「awful tragedy(ひどい惨事)」という単語を覚えたい場合は、ただ単に「awful(ひどい)」「tragedy(惨事)」と暗記するのではなく、「ひどい惨事が起こっている状態をビジュアルとしてイメージ」すると、より記憶に強く残ります。

たとえば、戦場の様子を思い浮かべながら「awful tragedy」の意味を覚えるんですね。

こうすることによって、英単語なんて1万語くらいならすぐ覚えられます。早い人なら3ヶ月くらいで覚えてしまうでしょう。

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