2008年12月10日
グーグル、金にならないサービス停止、社員の特権も削減、契約社員は1万人削減
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先日「グーグルでさえも契約社員をリストラ」という記事を書きましたが、ウォールストリートジャーナルの12月4日の記事「Google Gears Down for Tougher Times(グーグル、厳しい時期のためペースダウン)」では、グーグルの今の状況についてより詳しく書いてあります。
グーグルといえば、シリコンバレーいちのバブリーな会社というイメージがありますが、ここ最近はは倹約体制に入ったようですね。
収益成長率は大幅に低下し、世界的な金融危機の影響もあると思いますが、株価も昨年末から比べると半分以下になっています。

上のチャートはGoogle Financeのここ1年間(2007年12月10日〜2008年12月9日)のグーグルの株価の推移ですが、6月くらいからずーと落ち続けています。
以下にウォールストリートジャーナルに書いてある現在のグーグルの状況についての記述をまとめみます。
・「Google Checkout(オンライン決済サービス)」や「TV Ads(テレビ広告)」は収益を生み出してない。
・依然としてオンライン広告が収益の97%を占めている。(つまり、他に金のなる木を生み出せてない)
・先月、「SearchMash(Googleの新しい検索エンジン)」から手を引いた。
・今月、「Lively(今年の夏にサービス開始したウェブベースの仮想世界)」を中止する予定。
・今後はグーグルの核である検索と広告、そして、アプリビジネスにリソースを集中していく。
・広告が表示されないウェブサービスの提供に関しても考え方を改めている。その結果、先月の11月7日から「Google Finance」に広告を出すようにした。今後は「Google News」でも広告を表示する予定。
・グーグルは今までのような急激な成長が永遠に続かないことは分かっている。
・グーグル幹部は1年以上前から成長鈍化に対する準備をし始めていたが、金融危機がそれを後押しした。
・エリックシュミットは経営陣との会議で、今後の最優先項目について決めた。優先項目は、「ディスプレイ広告」「携帯電話の広告」「オンラインビジネスソフトウェア」の3つ。
・今秋、約1万人の契約社員を減らすという計画を発表した。
・社員の特権も減らし始めた。たとえば、ニューヨークオフィスでは、無料のカフェテリアサービスの時間を減らし、伝統的な午後のティータイムをなくした。
・グーグルは株主の短期的な利益よりも、常に長期的な目的に焦点を当ててきた。社内では最終的に金になるかどうかについて話すことなどナンセンスと考え、新しいアイデアがインターネットユーザー経験にとって良いかどうかが最も重要な基準だった。
・無策な企業文化は何千ものプロジェクトに手を付けた。ブックサーチやOrkut、Google Base、Google Earthなどが立ち上がり、Gmailは大ヒットしたが、デジタル音楽をオファーするサービスやオンラインストレージサービスといった他の多くのプロジェクトは立ち上がることがなった。
・2007年7月、グーグルは人件費に投資しすぎたと言った。
・グーグルは新しい財務計画・財務分析の副社長を雇った。
・似ているプロジェクトは1つに合併することにした。たとえば、ユーザーが自分でウェブサイトを作ることができる「Google Page Creator」は、「Google Sites」で同じことができるので、最新静かに中断された。
と、こんな感じのことが書かれていますが、ここではあえて、グーグルにとってマイナス的な部分のみ取り上げてみました。
でも、グーグルは利益は出していますし、検索のシェアも伸びています。
それに、どう考えても今までと同じペースで成長することは難しいですからね。
ある程度、会社や業界が成熟すれば、それはどんな企業でもそうでしょう。
しかも、今のアメリカは100年に1度の不況と言われています。
そういった背景もあり、グーグルらしさが損なわれないように、削れるところは削っていく経営にしていくようです。
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