2009年02月02日
アートの価格とアーティストの取り分の決まり方
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去年は村上隆さんのフィギュア「マイ・ロンサム・カウボーイ」が約16億円で落札されましたが、アートの値段ってどのように決まるのでしょうか?
ロイターの記事によると、それはずばり相場だそうです。
億単位の話も飛び交うアートの価格というのはどうやって決まるのでしょうか。一言でいえば、相場です。例えば、基準にある市場で100万円の作品を置き、その作品の作者の実績や評価と比較して、まあ半分の50万円だろうとつけたりします。
サイズが大きいもの、鉛筆画(ドローイング)よりもアクリル絵の具や油絵の具で描かれた絵画の価格の方が高くなる傾向があるそうです。
そして、個展が増えれば、徐々に相場の価格も上がるので、初個展がそのアーティストのスタート地点であり、最低価格ということになるそうです。
投機的に考えると、初個展で買って価値が上がった時に売れば儲かるということですね。
そして、個展を定期的に続け、美術館でのグループ展に参加したり、大規模国際展に選ばれ招待されたりすると、さらに価格が上がっていきます。
では、アート作品が売れた時のアーティストの取り分はどうなるのでしょうか?
一般的に言って、ある絵画作品が100万円で売られたとしても、アーティストは100万円を手にすることが出来ません。慣習によって、ギャラリーとアーティストの取り分は、50%と50%。つまり100万円の価格の半分の50万円がアーティストの口座に振り込まれます。
ギャラリーとアーティストは半々なんですね。
でも、先ほどの村上隆さんのようにオークションで売れた場合は、ちょっと勝手が違うようです。
というか、アーティストには1円も入ってこないとか。
アート市場には「プライマリー・マーケット」と「セカンダリー・マーケット」があるそうです。
「プライマリー・マーケット」は、ギャラリーと一緒にアート作品を売る市場。
「セカンダリー・マーケット」は、ギャラリーから作品を購入したコレクターが、オークションや個人間で売買するマーケット。
そして、「セカンダリー・マーケット」で価格が高騰するそうです。
つまり、コレクターはギャラリーで相場で購入し、サザビーズなどのオークションで買った金額よりも高値で売って利益を出すんですね。
そして、「セカンダリー・マーケット」に出店した時には、その作品に関してはギャラリーはもちろん、アーティストも関係ないんですね。
すでに人の手に渡ってしまったものなので。
といっても、「セカンダリー・マーケット」で高値がついたアーティストの作品は、ギャラリーでの「プライマリー・マーケット」の価格にも影響するそうです。
つまり、その後の「プライマリー・マーケット」での価格も上がるそうなので、完全には関係ないというわけではないですね。
見方を変えれば、「プライマリー・マーケット」で「高く売る力のあるコレクター」に買い取ってもらい、それを「セカンダリー・マーケット」で高く売ってもらえれば、「プライマリー・マーケット」のアーティストの価値も高まります。
つまり、コレクターの力を使って価値を高めてもらうという見方もできますね。
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