2009年04月30日
Huluが3位に、2009年3月アメリカの動画サイトの再生回数と利用者数ランキング
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米調査会社comScoreが、2009年3月時点の米国のオンライン動画サイトの再生回数と利用者数ランキングを発表しました。
動画の再生回数1位はダントツでYouTubeを傘下に持つGoogle関連サイト、2位はFox Interactive Media、3位にYahoo!をしのいでHuluが食い込んできました。
Hulu(フールー)は2008年3月から正式にサービスが開始された、NBC UniversalとNews Corporationのジョイントベンチャーが運営してる動画サイトです。
特徴的なのが、YouTubeを初めとした他の動画共有サイトのように、ユーザーが動画をアップする動画サイトではないこと。
つまり、著作権に違反した動画がなく、メインコンテンツは合法的なテレビ番組や映画です。
それらをオンラインで無料で見れるというサイトです。
たとえば、日本でも流行っている海外ドラマ「HEROS(ヒーローズ)」とか観ることができます。

ただし、アメリカ国内からのアクセスのみ対応です。日本からは観ることができません。(建て前上は・・・。)
Hulu(フールー)のビジネスモデルは広告。
YouTubeのように著作権に違反した動画がないので、広告がとりやすいためか、今のところ順調に収益をあげているようです。
TechCrunch: HuluはYouTubeを超えるビジネスになれるか?
Huluはトラフィックの規模からいえばYouTubeの敵ではない。2008年5月にHuluが8800万回ビデオを配信したのに対してYouTubeは42億回の配信を記録している。しかしHuluはほとんどのコンテンツから収益を上げているのに対して、YouTubeが広告を売ることができたのは全体のわずか3%にとにどまる。42億の3%といえば1億2600万にすぎない。これだけが広告付で再生されているのだとすると、Huluとさして変わらない月間再生回数となってしまう。
HuluとYouTubeの売り上げおよび利益のポテンシャルもあまり差はないと考えてよいだろう。ある推計によると、Huluは最初の1年で$90M(9千万ドル)の収入となる。この額自体はYouTubeの今年の全世界での売り上げとして予想されている$200M(2億ドル)に及ばないが、Bear StearnsがYouTubeのアメリカ国内市場 での2008年の予想($90M(9千万ドル))とは等しい。Huluがほぼアメリカ市場のみを対象としていることを考えるとYouTubeとHuluは今年アメリカ市場でほぼ同額の売り上げを達成することになるかもしれない。
では、以下、comScoreが発表した2009年3月の動画サイトに関する調査結果です。
ビデオ再生回数
※アメリカ国内の自宅、会社、大学のアクセスから計測

1位:Google Sites
再生回数:59億1953万回
シェア:40.9%
2位:Fox Interactive Media
再生回数:4億3709万8000回
シェア:3.0%
3位:Hulu
再生回数:3億8010万2000回
シェア:2.6%
4位:Yahoo! Sites
再生回数:3億3472万4000回
シェア:2.3%
このように「Google Sites」が圧倒的な再生回数です。
「Google Sites」の中でもYouTubeは99%以上を占めるということですから、動画再生回数では事実上YouTubeの1人勝ち状態です。
動画サイト利用者数
※アメリカ国内の自宅、会社、大学のアクセスから計測

1位:Google Sites
ユニークビジター:1億38万2000人
1人当たりの平均視聴動画数:59.0
2位:Fox Interactive Media
ユニークビジター:5515万6000人
1人当たりの平均視聴動画数: 7.9
3位:Yahoo! Sites
ユニークビジター:4252万4000人
1人当たりの平均視聴動画数: 7.9
4位:Hulu
ユニークビジター:4156万4000人
1人当たりの平均視聴動画数: 9.1
利用者数でも、1人当たりの平均視聴動画数でも「Google Sites」が圧倒的ですね。
ただし、GoogleとしてはYouTubeの圧倒的に集客力を手放しで喜べる状態ではありません。
「YouTube(ユーチューブ)、2009年は4億7000万ドルの赤字とアナリストが予測」にも書きましたが、動画サイトはアップロードされた動画が増えるほど、アクセスが増えるほど、再生回数が増えるほどコストがかかります。
金食い虫なんですね。
だから、ビジネスモデルがしっかりできていないと、利益よりコストの方が高くなる可能性があります。
その点、Huluは著作権に違反した動画がないので、広告を取りやすいという側面があり、YouTubeに比べたらビジネスモデルはしっかりとできているという印象です。
あとは、コンテンツとアクセスを増やす努力をするば、おそらくそれに比例して利益も上がっていくでしょう。
comScoreは他にも以下のような調査結果を出しています。(2009年3月の調査結果)
・アメリカのインターネット人口の77.8%はオンラインで動画を観ている。
・平均的な月間の視聴時間は327分で約5時間半だ。
・9970万人のユーザーがYouTubeで59億もの動画を観ている。
・4740万人のユーザーはMySpaceで3億4900万もの動画を観ている。
・動画の長さは平均3.4分。
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